Blenderを使って窓を作る方法をメモとして残しています。
環境はWindowsでBlenderのバージョンは2.93.1を使用しています。
今回は、アドオンにあるBool Toolを使うのでインストール方法から説明します。
Bool Toolをインストール
Bool Toolはとても便利で窓などを作るのにとても役に立つアドオンです。
Bool Toolを簡単に説明すると立方体に丸い凹みを作りたい時、Bool Toolを使うと簡単に丸く凹みを作ることができます。
Bool Toolをインストールするには、Blenderを起動したらヘッダーにある編集からプリファレンスを選択しアドオンからBool Toolを検索します。
Bool Toolと検索するとObject:Bool Toolが表示されるのでチェックリストにチェックを入れ更新を押しBlenderを再起動します。
これでBool Toolが使えるようになります。
窓の凹み部分を作る
今回は、窓のみをモデリングするので家の形に見立てた立方体を作成しておきます。
立方体を作成したら編集モードに移行し横面のどの面でも良いので選択しShift+Dで複製し複製した面をPで分離します。
分離すると横面だけのオブジェクトが1つ作成されます。
*確認のため立方体を非表示にしています。
先ほど作成した面を選択し編集モードに移行しSを使って面を縮小させます。
縮小させた面を選択しEで面を前方向に押し出します。
家のオブジェクト・窓のオブジェクトができたらオブジェクトモードで窓のオブジェクトを選択し家のオブジェクトに向かって押し込みます。
この時、全て押し込むのではなく少しはみ出るくらいで大丈夫です。
面を押し込んだら、窓のオブジェクトを選択してから家のオブジェクトも選択し横のバーにある編集からBool Toolを選択します。
Bool Toolの中にあるBrush booleanからDiifferenceを選択します。
確認すると先ほど押し込んだ分だけ家のオブジェクトに凹みができます。
これで窓の凹み部分ができました。
窓をデザインしモデリングする
ただ凹ませるだけだと窓にならないので、このような窓を作りたいと思います。
編集モードで、凹ませるために作ったオブジェクトを選択しShift+D押しPで分離します。
しかしこの状態だとBool Toolの影響で見えなくなっているので複製したオブジェクトを選択し横のバーから編集を押しBool ToolにあるBRUSHからブラシを削除を選択します。
これで立方体が見えるようになりました。
オブジェクトを動かしても複製する前のオブジェクトにBool Toolが適応されているので見えるようになった立方体を動かしても家の窓部分は凹んでいます。
デザイン用に作成した立方体を選択し編集モードに移行します。
編集モードに移行したら表面を削除します。
面を削除すると奥にも面が1枚あるのですがこれは削除ではなく、Pで分離させます。
これでフレームができます。
フレームを立体的にしたいので全ての面を選択しAlt+Eで法線に沿って面を押し出します。
フレームを立体にしたらオブジェクトモードに戻り分離した1枚の平面を選択しShift+Dで複製します。
これは柵部分になります。
画像を見ると奥には面が1枚(窓になる面)、手前に出した面が柵になる面で2つのオブジェクトがある状態です。
柵になるオブジェクトを選択し編集モードで面を選択し右クリックで細分化します。
4分割された面にある十字の辺を選択しCtrl+Bを押します。
ベベルの設定は影響は辺でセグメントを1にしてください。(幅はお好みで)
面に十字ができたらそれ以外の面を削除します
十字の面を全て選択しEで押し出します。
柵が完成したらオブジェクトモードに戻り柵を程よい位置に移動させ窓全体が完成となります!!
マテリアルを設定すると…
単色調ではありますが簡単なマテリアル設定をすると、、、
窓らしい窓が出来ました!!
まとめ
Bool Toolで好きな形で凹ませればもっとおしゃれな窓を作ることも可能です。
四角形の窓だと、Iを使って面を差し込ませてEで面を押し込めば簡単に窓を作ることができますが、そのやり方だと複雑な窓を作る時大変なのでBool Toolを使った窓の作り方を覚えとけばいろんな窓の形に凹ませることができるのでこのやり方を覚えとくのが良いと思います!